【書評】『真ん中の子どもたち』のあらすじと感想!人との違いを受け入れる。

こんにちは、しみしょー(@shimisho_mo)です。

今回は、価値観の違いや、自分の居場所に悩んでいる人に小説を紹介します。
タイトルは『真ん中の子どもたち』(温又柔 、集英社、2017)です!

早速『真ん中の子どもたち』のあらすじと感想・書評を書いていきますね!

『真ん中の子どもたち』のあらすじは?

大学生の主人公は日本人と台湾人の子どもで、日本育ち。

自分の言葉、アイデンティティを中国留学を通じて模索する

自分より中国語のできる友達、台湾なまりに厳しい教授、中国と台湾の政治的関係…

多くのことが主人公を悩ませ、成長させる。

『真ん中の子どもたち』感想。

僕の場合。価値観の違い、あってもいいよね?

この本の主人公は、日本と台湾、中国と台湾など、国境を越えたなかで自分のアイデンティティを探っていきます

一方、僕は京都人の百姓の血を引く生粋の日本人です。が、同年代どうし、または世代間の価値観の違いなど、悩みは尽きません

僕は最近大学をやめて、専門学校に入りました。
こうなるまですごく悩んで、結構エネルギーを使いました

悩んできたこととしては…

  • 同級生と話が合わない
  • 仲間内でつるんでも物足りない。
  • いい大学、大手の就職先が
  • 自分が特別でありたいと思うけど、その能力がない

などです。
この本を読んでいて、この悩みに対するヒントを見つけました

そこで、僕が『真ん中の子どもたち』で一番好きな文を紹介します。

主人公が心惹かれる、中国系の家族を持つ自由人、龍の一言から。

ひとはそれぞれやし、それぞれの正しさがある。似たような環境で育った日本人同士だってそうなんやから、国境を越えたらなおさらや。自分のほうが正しいと押し付け合って譲り合わなかったら、だれとも親しくなれない。そんなのさみしいやんか。」(赤・太字は引用者)

すごく良い言葉だと思います。
違う価値観を持つ人と、こうやって付き合っていきたい。

そう思わせてくれます。

違う所を粗さがしして、傷つけ合うよりも、理解し合ってなかよくなりたい。

いま、自分の居場所はどこだろう?

僕は地元愛知を18才の時に出てから5年間、色々な所に住みました。

北海道、ワシントン州、カリフォルニア州の農場・大学、東京…

そのとき思ったのが、

自分はどこにもいけるんだ!!」ということと、

自分はどこにいるんだろう??」ということ。

将来自分がいるであろう場所が全く想像のできない5年間でした。

それはワクワクする一方、ある種のストレスになっていました。

とここで本の紹介に戻ると、また龍がいいことを言っています。

根無し草?はは、どこにでも根がおろせるんだよ。

ここだけでなく、龍はどこか達観した様子があります。

主人公(全く紹介していませんが笑)に大きく影響を与えます。

 『真ん中の子どもたち』の大事なテーマって?

ここまであまり触れてきませんでしたが、この本の大事なテーマも紹介しておきます。

それは、言語と人の関係は自由であるべきだ、ということ。

ざっくりまとめると、

  • 「日本人だから日本語を話さなきゃいけない」
  • 「中国人の親がいるから中国語は話せて当たり前」

とかではなく、自分の言葉に誇り持っていいじゃん、みたいなこと。

これも素敵なメッセージだと思います。

言葉に縛られず、色々な人とつながったり、分かりあえたりしたら、

きれいごとっぽいけど、世界は良くなる気がします。

『真ん中の子どもたち』はこんな人におすすめ!

  • 人との違いに悩んでいる人
  • 自分のルーツと、育った所が違う
  • orそんな人をちょっとでも理解したい人
  • 言葉に興味がある人
  • 彼女/彼氏or気になる人がハーフで、分かりあうためにヒントがほしい人

評価…総合★★★★☆

小説としての読みやすさ…★★★☆☆(中国語がときどきでるため)

サブキャラ龍君の魅力…★★★★★

読んだあとの充実度…★★★★☆

さわやかな恋愛度…★★★☆☆

ハーフの恋人欲しい人におススメ度…★★★★☆

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここまで、『真ん中の子どもたち』のあらすじと感想・書評をお届けしました。

色々アドバイスは聞いた方がいいけど、決めるのは自分です。
自分の価値観を持ちながら、まわりを認め、しなやかに生きる。

そんな人になりたいです。

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